【国】土地家屋調査士

難易度★★★★☆
(やや難しい)
おススメ度★★★☆☆
受験資格誰でも受験可能
勉強時間約1,000時間(約1年半)
目次

概要

土地家屋調査士試験は、「不動産の“地図づくりのプロ”になるための試験」と考えるとわかりやすいかもしれません。土地の境界をはっきりさせたり、建物の位置や形を正しく記録したりして、安心して不動産を売買や相続できるようにお手伝いするのが土地家屋調査士の大切な役割です。

試験内容は、法律の知識と測量の技術の両方が求められるのが特徴です。民法や不動産登記法といった法律分野に加え、実際に図面を作成する「作図試験」もあります。机に向かう勉強だけでなく、手を動かして図面を描く実技要素があるので、理論と実務をバランスよく身につけることができます。

合格までの道のりは決して短くありませんが、コツコツ努力を続ければゴールに近づける試験です。合格後は、独立開業して自分で事務所を持つ方も多く、不動産取引や街づくりを支えるやりがいの大きい仕事につながります。

「法律も測量も両方扱うのは難しそう…」と思うかもしれませんが、興味を持って一歩踏み出せば、学びの幅広さがむしろ楽しさに変わる資格です。土地や建物、不動産の世界に関心がある人にとっては、とても魅力的なチャレンジになるでしょう。

出題内容と合格基準

試験は、筆記試験(午前・午後)と口述試験に分かれている。

【筆記・午前の部】
・平面測量(選択一式10問)と作図問題(1問)
 ※測量士、測量士補、一級・二級建築士の資格保持者は、申請により午前の部の試験が免除される。
【筆記・午後の部】
・多肢選択一式の問題(不動産登記法、相続、土地家屋調査士法など)が20問。
 書式問題は、土地と建物に関する問題が各1題。
 ⇒合格ラインは、60~70%

【口述試験】
・面接形式で土地家屋調査士の業務に必要な知識が問われる。約15分程度。

試験形式と試験日

【筆記】10月中旬
【口述】翌年1月下旬

試験地

【筆記】札幌、仙台、東京、名古屋、大阪、広島、高松、福岡、那覇
【口述】札幌、仙台、東京、名古屋、大阪、広島、高松、福岡

受験料

8,300円

合格率

令和6年度 : 11.00%
令和5年度 :  9.66%
令和4年度 :  9.62%

取得のメリットとステップアップ

・就職や転職に有利。
・独立開業が可能。

【ステップアップ資格】
・行政書士
・司法書士

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