難易度 | ★★★★★ (難しい) |
おススメ度 | ★★☆☆☆ |
受験資格 | 以下のいづれかに該当する者 ①法科大学院課程の修了 ②法科大学院課程在学中に学長認定 ③司法試験予備試験合格 ※受験資格取得後、受験できるのは5年以内に最大5回まで |
勉強時間 | 約5,000時間(約5年) |
概要
司法試験は、日本で裁判官・検察官・弁護士といった法律の専門家を目指す人にとっての大きな関門です。けれども「最後の試験」や「人生をかけた挑戦」という堅いイメージばかりではなく、実は「法律のプロとして社会で活躍するためのパスポート」を手に入れるためのステップだと考えると、少し身近に感じられるかもしれません。
大学や法科大学院で学んだ知識を試す舞台であり、自分の努力が形になる瞬間でもあります。難易度は高いですが、そのぶん合格すれば大きな達成感と、社会に貢献できる仕事への道が開けます。
司法試験は「法律の世界で自分の力を試したい」「人の役に立つ仕事に携わりたい」という思いを持つ人が、自分の未来を拓くためのチャレンジです。固い試験というより、「夢への扉を開く鍵」として捉えると、モチベーションも高めやすいでしょう。
出題内容と合格基準
試験は、短答式と論文式に分かれている。
【短答式】
・憲法 : 配点75
・民法 : 配点50
・刑法 : 配点50
⇒各科目満点の40%が足切り。6~7割の得点が合格ライン。
※短答式試験に合格しなければ、論文式試験の採点はされない。
【論文式】
・(必須)憲法、行政法に関する分野の科目
・(必須)民法、商法、民事訴訟法に関する分野の科目
・(必須)刑法、刑事訴訟法に関する分野の科目
・(8科目より1科目選択)倒産法、租税法、経済法、知的財産法、
労働法、環境法、国際関係法(公法系)、国際関係法(私法系)
⇒各科目満点の25%が足切り。6割超の得点が合格ライン。
試験形式と試験日
筆記試験。7月中旬の4日間。
試験地
札幌、仙台、東京、名古屋、大阪、広島、福岡、那覇
受験料
28,000円
合格率
令和6年 : 42.13%
令和5年 : 45.34%
令和4年 : 45.52%
※司法試験予備試験の合格率
令和6年 : 3.57%
令和5年 : 3.58%
令和4年 : 3.63%
取得のメリットとステップアップ
・裁判官、検察官、弁護士になることができる。
・弁護士として独立開業および就職に有利。