| 難易度 | ★★★★☆ (難しい) |
| おススメ度 | ★★★☆☆ |
| 受験資格 | 誰でも受験可能 |
| 勉強時間 | 約5,000時間 |
概要
司法試験予備試験は、法律の世界への入口ともいえる試験です。
大学や法科大学院で専門的に学んでいなくても、この試験に合格すれば司法試験を受験する資格が得られます。つまり、「法律を本気で勉強したい」「弁護士や裁判官、検察官を目指したい」という人が、学歴や年齢の壁を越えて挑戦できるチャンスの切符です。
予備試験の勉強では、憲法や民法、刑法など、日常生活にもつながるルールや考え方を学びます。知識を積み重ねるほど、ニュースや社会の出来事がより深く理解できるようになるのも魅力のひとつです。
「法律なんて難しそう…」と思うかもしれませんが、予備試験は努力の積み重ねと工夫次第で道が開ける試験です。法律の世界への第一歩を踏み出すきっかけとして、ぜひ知っておいてほしい資格です。
出題内容と合格基準
試験は、「短答式試」「論文式」「口述」の3つに分かれています。
【短答式】
・試験科目は民法、商法、民事訴訟法、憲法、行政法、刑法、刑事訴訟法、一般教養(人文・社会・自然科学、英語)の8科目です。
・マークシート形式で判例や条文の知識を問います。
・合格すると論文式試験の受験資格が得られます。
【論文式】
・試験科目は憲法、行政法、民法、商法、民事訴訟法、刑法、刑事訴訟法の法律基本7科目に、民事実務基礎、刑事実務基礎、そして選択科目(倒産法、租税法、経済法、知的財産法、労働法、環境法、国際関係法の中から1科目)の計10科目です。
・試験では配布される六法を参照可能です。
・論文式試験合格で口述試験が受験できます。
【口述】
・試験科目は民事実務基礎と刑事実務基礎の2科目です。
・口述試験合格により司法試験の受験資格が与えられます。
試験日
【短答式】7月中旬の1日間
【論文式】9月上旬の2日間
【口述】翌年1月下旬の2日間
試験地
【短答式】札幌、仙台、東京、名古屋、大阪、広島、福岡
【論文式】札幌、東京、大阪、福岡
【口述】東京
受験料
17,400円
合格率
令和6年 : 3.57%
令和5年 : 3.58%
令和4年 : 3.63%
取得のメリット
・経済的・時間的コストを抑えられる
法科大学院に通わずに済むため、学費や在学期間を削減でき、早く司法試験・実務に進めます。法科大学院では数百万円かかる学費が、予備試験ならば最低限の受験料や短期間の投資で済む場合が多いです。
・学歴・年齢問わず誰でも挑戦できる
受験資格に制限がなく、大学在学中や社会人でもチャレンジ可能です。
・司法試験合格率が非常に高い
予備試験経由の司法試験合格率は90%超と圧倒的に高く、法科大学院経由よりも2倍以上の合格率というデータもあります。
・就職やキャリア面で有利
大手法律事務所をはじめ、予備試験合格者は実務能力や即戦力とみなされ、企業法務や法律事務所で高評価を得やすいです。
・司法試験対策が効率的
予備試験の学習内容がそのまま司法試験対策となるため、学習の無駄が少なくなります。
・自ら最適な学習方法・教材を選択できる
法科大学院のカリキュラムに縛られず、独学や各種予備校など多様な学習方法を自由に選べます。
・早期に実務に就くことができ、生涯年収を増やせる可能性
年齢が若いほど資格取得・就職が早まり、長期的なキャリア形成で有利です。
ステップアップ
・予備試験合格によって司法試験受験資格を得る
予備試験合格後は、司法試験に挑戦して合格を目指します。司法試験は裁判官・検察官・弁護士になるための国家試験で、論文式と短答式の試験で構成されています。
・ウインタークラークや説明会への参加
法律事務所での就業体験や説明会参加を通じて、事務所選びやネットワーク作りを行うことが重要です。実際の職場環境や求められる人物像を理解し、就活の基盤を作ります。
・書類選考・面接対策
予備試験合格という信用力に加え、社会人経験や強みを具体的に伝えることで、法律事務所や企業法務部などへの就職を目指します。
・法務部門や公務員など多様な進路
弁護士だけでなく、企業の法務部門や官公庁など法務関連職としてのキャリア形成も可能です。予備試験合格はこれらの職種で即戦力として有利に働くこともあります。
・論文力・実務力の強化
予備試験合格後も司法試験合格を目指すため、論文力や問題解決能力を高める講座や勉強方法で段階的にレベルアップを図ることが一般的です。
主催者リンク
法務省
https://www.moj.go.jp/jinji/shihoushiken/jinji07_00026.html
