【国】基本情報技術者試験

難易度★★☆☆☆
(やや易しい)
おススメ度★★★★☆
受験資格誰でも受験可能
勉強時間IT初心者:150~200時間
知識保持者:約100時間
目次

概要

基本情報技術者試験は、ITの世界に足を踏み入れる人にとって「登竜門」のような存在です。コンピュータの仕組みからネットワークやセキュリティ、さらにはプログラミングの基礎まで幅広く学ぶことができるので、ITの基礎体力をしっかりつけるのにぴったりな試験です。

まだITの専門家ではなくても大丈夫。むしろ「ITについてちゃんと理解したい」「仕事で活用できる知識を身につけたい」という人に向けた入り口のような資格です。合格を目指す勉強の中で、自然と「なるほど!」と思える発見が多く、ITを身近に感じるきっかけにもなります。

また、この試験に合格すると、自信を持って「ITの基礎を理解しています」と言えるようになり、就職やキャリアアップにもプラスになることが多いです。難しい印象を持たれがちですが、コツコツ取り組めば着実に力がついていく試験なので、学びながら成長を実感できるのも魅力のひとつです。

出題内容と合格基準

試験は「科目A」と「科目B」に分かれて実施されます。もしどちらかが合格基準点に未達の場合は不合格となり、再受験時には両科目の受験が必要です。また、「科目A」と「科目B」は別々の日時に受験することもできます。

【科目A】(四肢択一、90分)

出題分野問題数
<テクノロジ系>
・基礎理論
・コンピュータシステム
・技術要素
・開発技術
<マネジメント系>
・プロジェクトマネジメント
・サービスマネジメント
<ストラテジ系>
・システム戦略
・経営戦略
・企業と法務
60問

合格基準:600点以上/1,000点

【科目B】(多肢選択式、100分)

出題分野問題数
・プログラミング全般
・プログラムの処理の基本要素
・データ構造及びアルゴリズム
・プログラミングの諸分野への適用
・情報セキュリティの確保
20問

合格基準:600点以上/1,000点

試験日

CBT方式(試験会場のPC画面上にて解答)のため、ご自身の希望する日を選んで受験することができます。

試験地

全国47都道府県

受験料

7,500円

合格率

令和6年度 : 40.8%
令和5年度 : 47.1%

取得のメリット

・ITの基礎知識が体系的に身につく
基本情報技術者試験の勉強を通じて、コンピュータシステムやネットワーク、プログラミングなどの広範囲なITの基礎知識を体系的に習得できます。これはIT業界での仕事の基盤となり、自己啓発やスキルアップに非常に有効です。

・就職・転職で有利
この資格はITに関する基本的な知識を持っている証明となるため、就職や転職活動で有利になります。大学入試の推薦や専門学校の特待生に活かせる場合もありますし、IT関連業務の求人で評価されることも多いです。

・給与面での優遇が期待できる
企業によっては基本情報技術者資格を取得することで資格手当が付く場合があり、給与アップの可能性があります。採用時や昇給時の評価材料にもなり得ます。

・業務に対する不安の軽減と成長促進
未経験からIT業界に入る方でも、試験勉強で実践的な知識を得ることで業務に対する不安を軽減でき、働きながらの成長も早くなります。これにより、早期に戦力として活躍できる可能性が高まります。

・上位資格へのステップとなる
基本情報技術者試験は応用情報技術者試験やネットワークスペシャリストなどの上位資格取得の基礎にもなり、キャリアアップの足がかりとして適しています。

ステップアップ

取得後は応用情報技術者試験(AP)が代表的な上位試験です。これは基本情報の延長上にあり、より高度なIT知識や技術者としての専門能力が問われます。さらに、その後はネットワークスペシャリストやデータベーススペシャリストなど専門性の高い資格へ進むこともできます。

主催者リンク

情報処理推進機構(IPA)
https://www.ipa.go.jp/shiken/mousikomi/cbt_sg_fe.html

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