| 難易度 | ★☆☆☆☆ (易しい) |
| おススメ度 | ★★★★★ |
| 受験資格 | 誰でも受験可能 |
| 勉強時間 | IT初心者:約180時間 知識保持者:100~150時間 |
概要
ITパスポート試験は、ITの世界に足を踏み入れる最初のきっかけとしてぴったりの国家試験です。専門的な知識がなくても挑戦できる「ITの入門編」といった位置づけで、社会人から学生まで幅広い方に人気があります。
学ぶ内容は、パソコンやネットワークなどの基本的なIT知識に加えて、仕事に欠かせない経営や会計の基礎、情報セキュリティといった実生活にも役立つテーマがぎゅっと詰め込まれています。「ITってちょっと難しそう」と感じる人でも、言葉や仕組みをやさしく整理しながら学ぶことで、自然と日常や仕事に生かせる力が身についていきます。
試験は四択のマークシート方式なので、気軽にチャレンジしやすいのも魅力。そして合格すれば「ITの基礎力をしっかり理解しています」という客観的な証明になるため、就職や転職のアピールにもつながります。
いわばITパスポートは、「デジタル社会を安心して歩くための入門チケット」のような存在です。これからITを学んでみたい人や、仕事に役立つ基礎力を身につけたい人に、優しく寄り添ってくれる試験と言えるでしょう。
出題内容と合格基準
四肢択一式、制限時間:120分
| 出題分野 | 問題数 |
|---|---|
| <ストラテジ系> ・企業と法務 ・経営戦略 ・システム戦略 | 35問程度 |
| <マネジメント系> ・開発技術 ・プロジェクトマネジメント ・サービスマネジメント | 20問程度 |
| <テクノロジ系> ・基礎理論 ・コンピュータシステム ・技術要素 | 45問程度 |
合格基準:600点以上/1,000点(合計100問)
※分野別評価点もそれぞれ30%以上であること
試験日
CBT方式(試験会場のPC画面上にて解答)のため、ご自身の希望する日を選んで受験することができます。
試験地
全国47都道府県
受験料
7,500円
合格率
令和6年度 : 49.1%
令和5年度 : 50.3%
令和4年度 : 51.6%
取得のメリット
・ITの基礎や最新トレンド、情報セキュリティ、ネットワーク、クラウド、ビジネス知識(経営戦略・財務・法務など)を体系的に学習できる。
・国家資格なので企業からの信頼性が高く、就職や転職時にアピールしやすい。
・ITリテラシー向上で業務効率や課題解決能力が高まり、DX時代に必要な人材となれる。
・一度取得すれば有効期限や更新がなく一生資格として使える。
・他のIT系資格(例えば情報処理技術者試験など)の足掛かりとなる。
・補助金や資格手当の対象、大学の単位認定や入試優遇など学業・キャリアにも活用できる。
ステップアップ
主なステップアップ資格
・情報セキュリティマネジメント試験
ITに関わる全職種で活かせるセキュリティの基礎や管理知識を深めたい方向けの資格です。
・基本情報技術者試験
プログラミングやシステム開発を含むエンジニア志向の方に人気で、ITパスポートの知識が土台になります。
・応用情報技術者試験
さらに高度なIT知識や実践スキルを証明でき、システム設計やプロジェクトマネジメント、要件定義など幅広く対応できます。
主催者リンク
情報処理推進機構(IPA)
https://www3.jitec.ipa.go.jp/JitesCbt/index.html
