【国】ファイナンシャル・プランニング技能検定

難易度3級:★☆☆☆☆(易しい)
2級:★★☆☆☆(やや易しい)
1級:★★★★☆(やや難しい)
おススメ度★★★★☆
受験資格【3級】
・FP業務に従事している者または従事しようとしている者
【2級】
いずれかに該当する者
・3級技能検定に合格していること
・FP業務に関して2年以上の実務経験があること
・日本FP協会が認定するAFP認定研修を修了していること
・厚生労働省認定金融渉外技能審査3級の合格者であること
【1級】
いずれかに該当する者
・2級技能検定に合格し、かつFP業務に関して1年以上の実務経験がある者
・FP業務に関し5年以上の実務経験がある者
・厚生労働省認定金融渉外技能審査2級合格者で1年以上の実務経験がある者
勉強時間3級:約150時間(約3ヶ月)
2級:約300時間(約5ヶ月)
1級:約600時間(約7ヶ月)
目次

概要

ファイナンシャル・プランニング技能検定(FP技能士)は、お金にまつわる幅広い知識を学べる国家資格です。人生設計や家計の見直し、保険、投資、税金、年金、不動産など、生活に直結するテーマを総合的に扱うので「暮らしの知恵袋」のような存在といえます。

受験する人は、銀行や保険・証券会社の職業人はもちろん、家計のやりくりに役立てたい主婦や学生、将来の備えを考えている社会人などさまざま。学んだ知識を使って、自分自身のライフプランを立てたり、身近な人の相談に乗ったりできるのも、この資格の大きな魅力です。

つまり、FP技能士は「お金のことをもっと安心して考えたい」「将来に向けて一歩踏み出したい」という人に寄り添ってくれる学びの入り口ともいえる資格なのです。

出題内容と合格基準

各級とも試験範囲は同じだが、深度が異なる。

【3級】(学科:多肢選択式、60問、90分 実技:選択式で一部記述を含む、15~20問、60分)
【2級】(学科:多肢選択式、60問、120分 実技:選択式で一部記述を含む、40問、90分)
【1級】(学科基礎編:多肢選択式、50問、150分 学科応用編:記述式、5問、150分
     実技:金融財政事情研究会が面接試験で、日本FP協会が筆記試験。任意で選択できる。)
・ライフプランニングと資金計画(社会保険、年金、住宅ローン、教育資金など)
・リスク管理(生命保険、損害保険の仕組みと主な商品)
・金融資産運用(預貯金、株式、債券、投資信託などの金融商品と運用)
・タックスプランニング(所得税、法人税、消費税などの税知識)
・不動産(不動産取引、建築基準法などの法律)
・相続・事業承継(贈与、相続の法律・税金、事業承継対策)
 ⇒合格ラインは、60%。

試験形式と試験日

【3級】学科、実技:通年(CBT試験)
【2級】学科、実技:通年(CBT試験)
【1級】
(日本FP協会)
実技のみ:9月
(金融財政事情研究会)
学科:5月、9月、翌年1月
実技:6月、10月、翌年2月

試験地

47都道府県主要都市

受験料

日本FP協会
【3級】学科、実技:各4,000円
【2級】学科:5,700円、実技:6,000円
【1級】実技のみ:20,000円

金融財政事情研究会
【3級】学科、実技:各4,000円
【2級】学科:5,700円、実技:6,000円
【1級】学科:8,900円、実技:28,000円

合格率

日本FP協会

【3級】
令和6年度下期:学科85.4% 実技85.6%
令和6年度上期:学科86.2% 実技85.8%

【2級】
令和7年1月:学科44.4% 実技48.8%
令和6年9月:学科47.1% 実技56.5%
令和6年5月:学科59.3% 実技54.9%

【1級】
(実技)
令和6年9月:82.4%
令和5年9月:96.2%
令和4年9月:99.0%

金融財政事情研究会

【3級】
令和6年度下期:学科49.61% 実技53.04%
令和6年度上期:学科47.63% 実技53.23%

【2級】
令和7年1月:学科19.79% 実技43.16%
令和6年9月:学科19.00% 実技40.45%
令和6年5月:学科29.70% 実技45.17%

【1級】
(実技)
令和7年6月:83.94%
令和7年2月:83.25%
令和6年9月:88.21%

(学科)
令和7年1月:16.81%
令和6年9月:15.95%
令和6年5月:16.95%

取得のメリットとステップアップ

・就職や転職に有利。
・独立開業も可能。

【ステップアップ資格】
・行政書士
・社会保険労務士
・税理士

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