難易度 | 2級:★★☆☆☆ (やや易しい) 1級:★★★☆☆ (普通) |
おススメ度 | ★★★☆☆ |
受験資格 | 【2級】誰でも受験可能 【1級】2級試験合格者 |
勉強時間 | 2級:約50時間 1級:約200時間 |
概要
DCプランナーは「年金や退職金の仕組みをわかりやすく伝えられる人」になるための資格です。日々の生活の中で「将来のお金ってどう準備すれば安心なんだろう?」と気になること、実は会社の退職金制度や確定拠出年金のことと深く関わっています。
この試験を通して学ぶと、難しく見える年金制度や投資商品の基本も自然と整理され、自分や家族のライフプラン設計にも役立ちます。さらに、金融機関や企業で働く方なら、お客さまや社員に対するアドバイスの幅がぐんと広がります。
「お金のことをもっと前向きに考えてみたい」「老後の備えをきちんと理解して安心したい」という気持ちがある方に、ぴったりの資格といえます。
出題内容と合格基準
A分野:年金・退職給付制度等 (公的年金、企業年金や個人年金、退職給付制度、中高齢期の社会保険など)
B分野:確定拠出年金制度 (企業型・個人型の年金の導入・運用、契約手続き、コンプライアンスなど)
C分野:老後資産形成マネジメント (金融商品や資産運用の基礎、ライフプラン設計とマネジメント)
【2級】
全分野一括で120分。四答択一式30問、総合問題10題。
【1級】
各分野ごとで90分ずつ。各分野ごとに四答択一式10問、総合問題4題。
⇒合格ラインは、70%。
試験日
【2級、1級】通年(CBT試験)
試験地
47都道府県主要都市
受験料
【2級】7,700円
【1級】A、B、Cの各分野5,500円
合格率
【2級】
令和6年度:39.5%
令和5年度:38.5%
令和4年度:35.8%
【1級:A分野】
令和6年度:40.9%
令和5年度:41.3%
令和4年度:39.4%
【1級:B分野】
令和6年度:44.2%
令和5年度:48.0%
令和4年度:49.1%
【1級:C分野】
令和6年度:36.2%
令和5年度:34.5%
令和4年度:22.4%
取得のメリット
・確定拠出年金(DC)や年金制度全般に関する深い知識が身につくため、年金制度や資産運用の専門家としてスキルアップできる。
・金融業界への就職や転職に有利に働く場合があり、金融機関や企業の福利厚生担当者として自己アピールになる。
・投資や資産運用、ライフプランに関する知識も学べるため、自分自身や家族の老後資金の計画にも役立てられる。
・関連する他の資格(ファイナンシャルプランナーや社会保険労務士、税理士など)とのダブルライセンスに活かせる基礎知識が得られる。
ステップアップ
・DCプランナー2級取得後は、「DCプランナー1級」への挑戦が典型的なステップアップです。1級を取得するとより高度な専門知識が身につき、業務範囲も広がります。
・資格取得者は日本FP協会認定のAFPやCFP資格の継続教育単位を取得できるため、これらのファイナンシャルプランナー関連資格と連携してキャリアアップが可能です。
・2年ごとに資格更新が必要で、更新時には通信教育講座の受講・修了が必須です。これにより、最新の知識を維持し継続的にスキルアップできます。
・企業の年金担当や金融業界での役職昇進、社内外でのコンサルティング業務拡大など、実務における活躍の場が広がることも期待されます。
・関連資格(FP技能士や社会保険労務士等)取得や異業種への横展開もキャリアアップの選択肢となります。