難易度 | 3級:★☆☆☆☆ (易しい) 2級:★★☆☆☆ (やや易しい) 1級:★★★☆☆ (普通) |
おススメ度 | ★★★☆☆ |
受験資格 | 【3級】 ・知的財産に関する業務に従事している者、または従事しようとしている者(実務経験は不要)。 【2級】 以下のいずれかに該当する者 ・知的財産に関する業務について2年以上の実務経験を有する者。 ・3級技能検定の合格者(合格した年度とその前後2年度以内に限る)。 ・大学または大学院で検定職種に関する科目を10単位以上修得した者。 ・ビジネス著作権検定上級の合格者(同様の期間制限あり)。 【1級】 以下のいずれかに該当する者 ・知的財産に関する業務について4年以上の実務経験を有する者。 ・2級技能検定の合格者で、知的財産業務について1年以上の実務経験がある者。 ・3級技能検定の合格者で、知的財産業務について2年以上の実務経験がある者。 ・大学または大学院で検定職種に関する科目を10単位以上修得し、知的財産業務について1年以上の実務経験がある者。 ・ビジネス著作権検定上級の合格者で、知的財産業務について1年以上の実務経験がある者。 |
勉強時間 | 3級:約80時間(約2ヶ月) 2級:約150時間(約3ヶ月) 1級:約400時間(約半年) |
概要
知的財産管理技能検定は、会社やお店で大切にしているアイデアやブランドを守る力を身につけるための資格試験です。特許や商標、著作権といった「知的財産」を正しく理解し、扱えるようになることを目的としています。
例えば、「新しく考えた商品をどうやって守ればいいの?」「他社のロゴを使ったら問題ないかな?」といった場面で役立つ知識が学べます。法律の専門家でなくても受験できるので、ビジネスパーソンやクリエイティブな仕事をしている人にも人気があります。
「知的財産なんて難しそう」と感じるかもしれませんが、検定を通して学ぶと、自分や身近な会社の“アイデアを守る力”がぐんと強くなります。キャリアアップにもつながるので、ちょっとした勉強を始めてみる気持ちで取り組む人も多い資格です。
出題内容と合格基準
【3級】(学科:三肢択一、30問、45分)(実技:記述、30問、45分)
・特許法・実用新案法
・意匠法
・商標法
・著作権法
・不正競争防止法・独占禁止法
・関連条約など
⇒合格ラインは、70%。
【2級】(学科:四肢択一、40問、60分)(実技:記述、40問、60分)
・特許法・実用新案法
・意匠法
・商標法
・著作権法
・不正競争防止法・独占禁止法など
・関連条約
・ブランド保護、技術保護、コンテンツ保護、デザイン保護、契約、エンフォースメント(侵害対応)、弁理士法、関税法などの基礎知識
⇒合格ラインは、80%。
1級は、特許専門業務、コンテンツ専門業務、ブランド専門業務の3つの専門業務に分かれて実施される。各級それぞれについて学科と実技の試験あり。
【1級】(学科:四肢択一、45問、100分)(実技:筆記と口頭、5問、30分)
(共通分野)
・リスクマネジメント
・契約
・エンフォースメント(権利行使)
・資金調達
・価値評価
(特許専門業務)
・知的財産戦略
・法務
・情報・調査
・国内外の権利化
・特許関係法規
(コンテンツ専門業務)
・コンテンツ開発戦略
・創造支援
・コンテンツ保護
・コンテンツ関係法規
(ブランド専門業務)
・ブランド戦略
・情報・調査
・国内外の権利化
・ブランド関係法規
⇒合格ラインは、学科80%、実技60%。
試験形式と試験日
3月、7月、11月
試験地
北海道、宮城、茨城、東京、神奈川、石川、長野、静岡、愛知、京都、大阪、兵庫、岡山、広島、香川、福岡、沖縄
受験料
【3級】学科・実技:各6,100円
【2級】学科・実技:各8,200円
【1級】学科:8,900円 実技:23,000円
合格率
【3級】
令和7年7月 : 学科:69.58% 実技:72.18%
令和7年3月 : 学科:63.42% 実技:68.49%
令和6年11月 : 学科:59.69% 実技:57.74%
【2級】
令和7年7月 : 学科:42.57% 実技:46.59%
令和7年3月 : 学科:47.06% 実技:31.14%
令和6年11月 : 学科:44.02% 実技:33.50%
【1級】
令和7年7月 : 学科: 5.62%(コンテンツ) 実技:93.10%(ブランド)
令和7年3月 : 学科:17.21%(ブランド) 実技:80.00%(特許)
令和6年11月 : 学科: 4.92%(特許) 実技:62.06%(コンテンツ)
取得のメリットとステップアップ
・就職や転職に有利。
【ステップアップ資格】
・弁理士
・ビジネス著作権検定
・ビジネス実務法務検定