難易度 | 3級:★☆☆☆☆ (易しい) 2級:★★☆☆☆ (やや易しい) 1級:★★★★☆ (やや難しい) |
おススメ度 | ★★★☆☆ |
受験資格 | 誰でも受験可能 |
勉強時間 | 3級:約60時間 2級:約90時間 1級:約250時間 |
概要
ビジネス実務法務検定は、ビジネスの現場で知っていると安心できる「法律の基礎知識」を身につけられる検定です。会社や取引先との契約、トラブルを未然に防ぐためのルール、社員やお客様を守るためのしくみなど、日常の仕事に直結する法律がわかりやすく学べます。
「法律」と聞くと少し堅いイメージがありますが、この検定は実務で役立つ内容が中心なので、専門知識がない方でも入りやすいのが特徴です。3級は社会人や学生が基礎を学ぶ入門編、2級は実務担当者として活躍できる知識、1級は法務のエキスパートへとステップアップできます。
法律の勉強をしたことがない方でも、「仕事をするうえで必要な安心の知恵袋」と思えば、イメージしやすい資格です。キャリアの土台作りにも、日々の業務での自信づけにも役立つ、一歩踏み出しやすい検定といえます。
出題内容と合格基準
【3級】(多肢選択式、90分)
・法の基礎知識(民法、商法、会社法、労働法など)、ビジネス法務の基本
⇒合格ラインは、70%。
【2級】(多肢選択式、90分)
・3級内容+応用力を問う内容、損害賠償、債権管理、会社組織、労働関係、紛争解決、国際法務
⇒合格ラインは、70%。
【1級】(論述式、180分)
・2級内容+法務実務の高度問題
⇒合格ラインは、70%。
試験日
【3級・2級】6月中旬~7月上旬、10月下旬~11月上旬
【1級】12月上旬
試験地
全国47都道府県
受験料
【3級】5,500円
【2級】7,700円
【1級】9,900円
合格率
【3級】
令和7年6月 : 57.6%
令和6年10月 : 46.3%
令和6年6月 : 40.4%
【2級】
令和7年6月 : 35.4%
令和6年10月 : 41.9%
令和6年6月 : 33.5%
【1級】
令和6年12月 : 16.6%
令和5年12月 : 10.5%
令和4年12月 : 8.9%
取得のメリット
・幅広い法律知識の習得(民法・商法・会社法・労働基準法・個人情報保護法など)
・実務に即した内容で営業、総務、人事、経理など多職種に活用可能
・契約書の不備やリスクを自信を持って判断できるようになる
・コンプライアンス意識の向上による業務遂行の健全化
・就職・転職活動でのアピール材料や企業評価向上
・法務部や弁護士などの専門家との円滑なコミュニケーション
・上位の法律資格取得への基盤となる
ステップアップ
・3級合格後に2級、さらには1級へと段階的にステップアップが可能です。特に2級・1級ではより法律の深い知識が求められ、実務に役立つ専門性が高まります。
・取得した知識は司法書士、行政書士、弁理士などの法律系の上位資格試験範囲と重なる部分が多く、これらへの挑戦に有利な基盤になります。
・宅地建物取引士(宅建士)や中小企業診断士など他のビジネス系資格との相乗効果も高く、複数資格のダブルライセンス取得でキャリアの幅を広げることも可能です。
・企業によっては昇進・昇給条件にビジネス実務法務検定の取得を組み込んでいるケースがあり、社内で重宝される人材になれます。
・特にコンプライアンスを重要視する企業では法律知識を持つ人材として高く評価され、就職や転職活動でのアピール材料となります。
・法務部門以外の営業や人事、総務、経理部門でも利用できる知識として、幅広い職務での実務力向上に繋がるため、業務の幅を広げることができます。