難易度 | ★★★★★ (難しい) |
おススメ度 | ★★★☆☆ |
受験資格 | 誰でも受験可能 |
勉強時間 | 約3,000時間(約3年) |
概要
司法書士試験は、法律のスペシャリストを目指すための大切な入り口です。とはいえ「法律の試験」と聞くと、とても難しくて近寄りがたいイメージを持つ方も多いかもしれません。実際には、身近な暮らしと深く結びついた問題を取り扱う資格試験で、学びながら「法律ってこういうふうに役立つんだ」と実感できるのが魅力です。
試験の範囲は幅広く、民法・会社法・不動産登記法など、私たちの生活や取引に直結する法律が中心です。少しずつ理解を積み重ねていくことで、普段のニュースや身近な出来事が新しい視点で見えてくるようになります。まるで「法律の地図」を手に入れたように、社会をより鮮明に読み解けるのが楽しいポイントです。
もちろん、試験に合格するにはしっかりとした勉強が必要ですが、毎日の小さな積み重ねが大きな成果につながります。「今日はひとつ新しいことを覚えた」という実感を重ねていくことで、無理なく前に進んでいける試験です。
司法書士は、登記や相続、企業の法律手続きなど、人々の暮らしやビジネスを支える頼れる存在です。司法書士試験の学びは、資格取得を目指す方はもちろん、法的な教養を身につけたい方にもおすすめできる、実りある挑戦だといえます。
出題内容と合格基準
試験は、筆記試験と口述試験に分かれている。
【筆記試験】
<午前の部>
(多肢択一式:配点105)憲法、民法、商法、刑法
<午後の部>
(多肢択一式:配点105)不動産登記法、商業登記法、供託法、民事訴訟法、民事執行法、民事保全法、司法書士法
(記述式:配点140)不動産登記法、商業登記法
⇒相対評価。3つ全ての基準点(7~8割)をクリアする必要あり。
【口述試験】※筆記試験合格者のみ
・不動産登記法、商業登記法、司法書士法
⇒口述試験の合格率はほぼ100%。
試験形式と試験日
7月上旬:筆記試験
10月中旬:口述試験
試験地
【筆記】札幌、仙台、さいたま、東京、横浜、千葉、静岡、名古屋、京都、大阪、神戸、高松、広島、福岡、那覇
【口述】札幌、仙台、東京、名古屋、大阪、高松、広島、福岡
受験料
8,000円
合格率
令和6年度 : 5.3%
令和5年度 : 5.5%
令和4年度 : 5.0%
取得のメリットとステップアップ
・就職や転職に有利。
・独立開業も可能。
【ステップアップ資格】
・土地家屋調査士